SIMとは?

ドコモとauの通信規格と通信方式の違い

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通信方式

格安SIMを利用するために、自分でスマホを用意する場合、そのSIMが使える通信規格や方式を考慮する必要があります。

格安SIMが対応している通信規格や通信方式に対応していないスマホは利用することができません。スマホを買い直す羽目になってしまうので、SIMとスマホを別々に購入することを考えている方は注意が必要です。

2016年現在に存在するMVNOは、ほぼドコモもしくはauの通信網を利用しています。ドコモとauはそれぞれ別の通信方式を導入しています。ではそれらの通信方式とはどういうものなのでしょうか?

LTEについて

現在日本で使われているスマホのほとんどが3GとLTE(4Gとも呼ばれる)の2つの通信規格のうち一方、もしくはその両方に対応しています。

もしSIMフリースマホがLTEに対応していたとしても、スマホ、格安SIMともにVoLTEに対応していない限り通話は3G回線を使用しています。

よって音声通話ありのSIMでスマホを選ぶ場合はそれぞれの3Gが使えること(通話のため)と、定められた電波帯域に対応していることが必要になります。

NTTドコモの通信方式

3Gの通信方式には「W-CDMA」と「CDMA2000」の2つがあります。ドコモはこのうち「W-CDMA」方式を採用しています。

ドコモ系のMVNOで格安SIMを利用する場合、3Gが「W-CDMA」に対応している必要があります。さらにドコモのLTEの周波数帯(後で説明します)に対応していればさらに高速通信が利用できるわけです。

ドコモの3G帯域

ドコモの3G周波数帯は4つあります。Band1、Band6、Band9、Band19と呼ばれるものです。

  • Band1-2GHz帯/2.1GHz帯
  • Band6-800MHZ帯
  • Band9-1.7GHZ帯/1.8GHz帯
  • Band19-800GHz帯

NTTドコモ系の3G通信網で快適な通話環境を手に入れるためには、FOMAプラスエリアに対応していることが重要です。

FOMAエリアというのがドコモの3G回線エリアになり、Band1で運用されています。

Band1はビルの奥や地下などには電波が届きにくいという弱点があり、それを補うのがFOMAプラスエリアとの呼ばれるBand6、Band19になります。Band6、Band19を使うことでより電波が届きやすくなります。

Band9に関しては一部地域のみの運用なので、対応しているに越したことはありませんがあまり考慮しなくていいと思います。

Band19は3Gに関してはFOMAプラスエリアに含まれますが、現在殆ど運用されていないため、Band6に対応していればBand19に対応していなくてもほぼFOMAプラスエリアを利用できると考えていいでしょう。

Band19に対応していてもBand6に対応していないという場合は、FOMAプラスエリアは利用できないと考えた方が無難です。

ドコモ系の3Gのまとめ

  • 3Gの通信方式が「W-CDMA」方式かチェック!
  • 少なくともBand1、Band6に対応しているかチェック!Band19にも対応していれば尚良いです。

ドコモのLTE帯域

ドコモのLTE帯域はXi(クロッシィ)という名称になっています。

周波数帯は次の通りです

  • Band1-2GHz/2.1GHz帯
  • Band3-1.7GHz/1.8GHz帯
  • Band19-800MHz帯
  • Band21-1.5GHz帯
  • Band28-700MHz帯

Band1はドコモのLTEの基本となる周波数で、全国的に広範囲をカバーしていて、真っ先に確認するべきBand(周波数帯域)です。

2.1GHzは海外で使われ、日本は2GHzで使われますが、どちらも同じと考えていいです。

まずはこの周波数帯に対応しているかを確認して、対応していない場合は他のスマホを探すべきかもしれません。もしくはLTEでの接続を諦め3Gのみで接続する覚悟が必要です。

また3GでもBand1、Band2と呼ぶように周波数帯の名称が同じですが、通信方式が異なりますので混同しないように注意が必要です。

Band3は下り最大150Mbpsのかなり速度の出る周波数帯です。ですがまだまだエリアが限定されていて、東京、名古屋、大阪がメインとなっています。徐々に対応エリアも増えていくでしょうから、これからのことを考えるとBand3に対応している端末の方がいいと言えるでしょう。東名阪での使用がメインである場合はもちろんBand3に対応している端末を選ぶべきでしょう。

Band19は3GのFOMAプラスのように、建物の奥や地下などでも電波が比較的届きやすい周波数帯ですので、なるべく対応した端末を選びましょう。

Band28は現在カバーエリアがごく限られているため、まだ考慮する必要はないかもしれません。

ドコモ系のLTEのまとめ

  • Band1が必須!
  • Band3、Band19にも対応している端末を選ぶべき。

auの通信方式

ドコモの3G回線がW-CDMA」を採用しているのに対してauの3Gで採用しているのは「CDMA2000」方式です。

この方式を採用しているキャリアは世界でも少なく、そのためauの端末以外で対応しているのが少ない状況です。

しかもこの3G回線で利用できるのは音声通話のみでデータ通信は利用できません。auがMVNOに3G回線でのデータ通信を提供していないためです。

国内向けに販売されているSIMフリースマホでも必ずしも使えるとは限らないようです。

au系のMVNOで格安SIMを利用する場合は特に注意した方がいいでしょう。

前述のように格安SIMではauの3G回線のデータ通信を利用できません。

よってau系の格安SIMでデータ通信を利用するためにはLTE対応が必須となります。加えて、データ通信を利用せず音声通話のみで格安SIMを利用する場合、通話料はキャリアより割高ですので、場合によってはキャリアよりコストアップになりかねません。

auの3G帯域(音声通話のみ)

  • Band1-2.1GHz帯
  • Band18-800MHz帯

ドコモがBand1の2GHz帯をメインの帯域として運用しているのに対し、auのメインの帯域はBand18の800MHz帯になります。俗にプラチナバンドと呼ばれ、建物の奥などでも電波の比較的届きやすい帯域です。

auのLTE帯域

  • Band1-2GHz/2.1GHz帯(どちらも同じものと考えてよい)
  • Band11-1.5GHz帯
  • Band18-800MHz帯
  • Band21-800MHz帯
  • Band28-700MHz帯

auのLTE帯域も3Gと同様にBand18の800GHz帯がメインとなっています。Band1と合わせると人口カバー率が99.9%になるとされています。

au系のまとめ

3G帯域では

  • 音声通話ありの場合3G必須
  • Band1とBand28に対応していればよい

LTE帯域では

  • Band1とBand18は必須。
  • Band28もプラチナバンドなので対応しているのが望ましい。
  • Band11はエリアが広くないのでそこまで重要視する必要はない。

以上、簡単にドコモ、auそれぞれの通信規格について説明しました。

格安SIMと格安スマホを組み合わせる場合、通信規格と通信方式はとても重要なポイントです。

SIMを優先するのか、使いたいスマホを優先するのか、どちらにせよ対応する通信規格をよく確認して、検討しましょう。

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